TIDA-010055
保護リレー モジュール向け診断機能搭載、非絶縁型電源アーキテクチャのリファレンス デザイン
TIDA-010055
概要
このリファレンス デザインは、アナログ入出力に対応する保護リレーと各種通信モジュール向けに、5V、12V、24V いずれかの DC 入力を受け入れ、非絶縁型電力を供給する電源アーキテクチャを提示します。このデザインは複数の電力出力を生成するために 1 個の統合型 FET を組み合わせた複数の DC/DC コンバータを使用し、サイズと開発期間を重視するアプリケーション向けに 1 個の統合型インダクタを組み合わせた 1 個のパワー モジュールを使用しています。また、低 EMI を必要とするアプリケーション向けに HotRod™ パッケージ タイプを採用しているほか、低リップルを目的として複数のリニア レギュレータ (LDO) も搭載しています。保護機能として、入力過渡保護用のフラット クランプ TVS (過渡電圧サプレッサ)、過負荷保護目的で負荷電流を構成可能な eFuse、入力逆極性保護用の理想ダイオード コントローラも搭載しています。付加的な機能として、自動切り換え型のパワー マルチプレクサ (MUX)、入力温度センサ、入力正常 (OK) の表示機能、「無負荷」検出機能、電圧スーパーバイザも実装しています。
特長
- 通信モジュール向けの複数電源出力:複数の非絶縁型電源電圧レールは最大 1.5A の可変負荷電流を供給することができます。採用しているのは、低静止電流 (IQ) と低 EMI の DC/DC コンバータが 1 個、HotRod™ パッケージ封止の DC/DC コンバータが 1 個、Eco-mode™ 搭載の DC/DC コンバータが 1 個です
- アナログ入出力モジュール用電源:アナログ IO モジュールに電力を供給する ±12V の分割レール電源は、24V の広い入力を受け入れる同期整流降圧コンバータと、分割レール向けの複数の DC/DC コンバータを使用して、出力電圧を生成します
複数の LDO と 1 組の ±10.5V 分割レール電源は、24V 入力を受け入れ、1 個の統合インダクタと組み合わせた複数のパワー モジュールを反転型降圧構成で使用しています - 性能テスト:
- 高精度の AC アナログ入力リファレンス デザインや、高精度の DC アナログ出力リファレンス デザインとの間でインターフェイスを実施する方法で、アナログ IO 電源の性能をテスト済み
- RS-485 EVM、CAN EVM、10/100 イーサネットの各リファレンス デザイン、または 10/100/100 の銅線またはファイバのインターフェイス EVM と組み合わせる形で、通信モジュール向け電源の性能をテスト済み
- 事前準拠試験:IEC61000-4 に従う形で電気的高速過渡 (EFT) とサージの特性、および CISPR22 に従う形で放射型電磁波に関して電源をテスト済み
産業用
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDRZX1.ZIP (311 KB)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
技術資料
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TI が選定した主要ドキュメント
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| タイプ | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| * | 設計ガイド | 保護機能向け、診断機能搭載、非絶縁型電源アーキテクチャのリファレンス・デザイン | 英語版 | 2019/06/30 |